片山とらのすけ

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2016.10.31

1089号 「やっぱり!トラさん」(10月31日)でのコメント

 「FMおかやま」での標記の番組に出演、私のコメントは大要、次のとおりです。

 ① ドゥテルテ比大統領が訪日し、26日夕安倍首相と会談した。中国がフィリピンと領有権を争う南シナ海問題について、先に訪中した際には大統領は中国の主張を退けた仲裁裁判所判決を事実上棚上げする姿勢を示していたが、26日は一転して「判決の範囲外の立場をとることはできない」と述べ、今後わが国と緊密に連携して対応することで一致した。そして、両首脳は「法の支配」に基づき、紛争を平和的に解決する重要性を確認し、米国を含む3か国協力の重要性を共有する共同声明も発表した。大統領は良くも悪くも強烈な個性ながら国民の人気は高く、反米を公然と唱えつつ中国に接近しているとの見方が一般的だが、親日であることは確かなようだ。29日深夜、神のお告げがあったので暴言をやめると、帰国したバギオ空港で発言したが、これもご愛嬌の一つだろう。

 ② 自民党の「党・政治制度改革実行本部」は26日に党本部で総会を開き、党則で「連続26年まで」と定めている総裁任期について「連続39年まで」と延長することを決定した。これで平成309月に任期満了を迎える安倍首相の3選が可能になる環境が整ったわけだ。400人以上の党所属議員のうち出席者は約50人、延長への反対意見が出ないまま30分程度であっさりと終了した。延長論が表に出てから僅か3か月のスピード決着だ。解散風をこのために吹かしたとの意見もある。

 安倍首相が、かりに2年後の総裁選で3選し平成339月までの任期を全うすれば在任3567日、戦後最長の佐藤栄作氏の2798日はもとより、歴代最長の桂太郎氏の2886日をはるかに超えることになる。

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