片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2017.10.26

1175号 放送人政治懇話会での講演

 1025日の標記例会で講演しましたが、その大要は次のとおりです。

 ① 1022日の衆院総選挙は、メディアの予想通りの結果に終わった。かってと違ってメディア報道のアナウンス効果が最近はなくなっているような気がするがどうか。わが国では「中道」は仲々に理解を得難い。右か左か、賛成か反対かの方が判り易いが、わが党の是々非々、提案型、合意形成路線を今後とも続けて行く。

 ② これで「安倍一強、自民一強」は続く、来年自民党総裁選で安倍3選となれば現政権は明治以降最長の政権となる。自民党の現状をみるとき有力な対抗馬はなく、相対的な安定下にある。かっての派閥全盛時代が良いとも思わないものの昨今の自民党内の覇気の無さは少し淋しい。今回の選挙は小池氏に振り回され23転したが、安倍首相は対小池氏には抑制的で、結果漁夫の利を得た感がする。

 ③ 憲法改正について衆参の憲法審査会が現状は十分に機能していない。今回改憲賛成勢力が衆院で8割を超えたことを踏まえ、各党が考え方を持ち寄り改正の発議案をまとめることを強く求める。第9条につきわが党の案を早急にまとめたいが、安倍首相の提案も一つの考え方で、私個人は国民の選択如何だと考えている。第7条の解散権についても論議は賛成だ。現憲法は国民の参画を得ていないことが最大の欠陥なので、何よりそれを解消することを急がねばならない。

 ④ 改正案を国民投票にかける時期は、国政選挙に合わせるとすれば2019年の参院選か、2021年の(任期満了の)衆院選となる。常識的には来年の通常国会で改正案をまとめて2019年の国民投票に付すとなるが、この年は統一地方選もある「猪年選挙」だ。過去は自民党が敗退したことが多い。さてどうするのか。

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