片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2018.05.21

1219号 「やっぱり!トラさん」(5月21日)でのコメント

 FM「おかやま」の標記の番組で、大要次のようにコメントしました。

 ① 米国は14日、イスラエル大使館をテルアビブからエルサレムに移転した。これはエルサレムのイスラエル首都認定と合わせトランプ氏の選挙公約であり、昨年末に移転方針を表明したものだ。狙いは11月の中間選挙を控え、ユダヤ人やキリスト教福音派を取り込むこと、今迄歴代大統領が1995年から延期し出来なかったことを断行することにある。記念式典に参加した米使節団には娘夫婦のクシュナー氏、イバンカ氏が加わり、トランプ氏はビデオ祝辞を出した。

 ② パレスチナは移転に直ちに反応、ガザ地区等では抗議デモ隊とイスラエル軍の激しい衝突が繰り返され死傷者も2千人に及ぶ。デモ隊にはハマスに属する過激派が含まれているとイスラエルは主張しており、真偽は不明なものの、軍隊が実弾を使用してデモを鎮圧するのは批判を免れない。イスラエルとパレスチナの和平交渉はすでに2014年から暗礁に乗り上げているが、これでさらに遠のく。今回の動きは、国連や欧州、アラブ諸国の関係者から激しい批判がある。日本政府は中立、安倍首相は先だって双方に訪問し意見交換した。

 ③ 北朝鮮が先日、南北閣僚級会談の中止を表明し、米朝首脳会談の延期も示唆した。何らかの揺さぶりをソロソロかけて来ることは想定されていたが、まさにその通りで一筋縄では行かない国だ。中国と急接近しそれを誇示することが両国の利益になっている。トランプ氏は、「リビア方式は採らない、非核化が実行されれば体制を保証する」と発言しているが、さてどうなるか。韓国は表向き冷静に対応しているのは賢明だが、米朝首脳会談まで何が起こるか判らない。

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